2005年05月09日

最悪の状態を予測する

 ●チャレンジを恐れるな!でも最悪の状態も頭にいれて

            そんな経験をした話です。


ハンググライダーで空を飛ぶとき着地場所が決められています。
どこでも降りていいわけではないのです。

最初の頃は、飛び出してから着地地点(ランディングポイント)まで
一直線で行きます。

だんだん慣れてくると、フライト時間が長くなります。
上昇できるようになるのです。

そしてもっと高く、もっと遠くへ飛んで行きたくなります。

そこにはひとつまた違った次元の喜びがあると感じるからです。

でももし隣の山に行って戻ってこられなくなったら大変です。
ランディングポイント以外に降りてはいけないからです。

でも戻れないことを恐れていたらいつまでたっても隣の
山に行くこともできません。



九州別府の鶴見だけでのフライトの時でした。
初めての山にもかかわらず、調子に乗った私は無謀にも
どんどん遠征に行きました。


気がつくとランディングポイントが随分離れていました。

    (戻れるか、戻れないか・・・・)

微妙な距離です。

      
    ●最悪の状態を回避しよう。

とっさの判断でした。

どこでもいいから無事にランディングできる場所を見つよう。
結局別府から九重に抜ける道沿いのブッシュにランディングしました。

上から見ると草原に見えたその場所は結構深いブッシュで
ひどいランディングをしましたが、なんとか無事に
生還することができました。


商売を始めるというのはサラリーマンにとって最大のチャレンジです。
脱サラしようというときは精神状態がものすごく高揚しているので、
冷静な判断もできにくくなります。うまくいかなかったときの
ことを考え出したら一歩も踏み出せないのです。

でも私はここだけは押さえようと思っていました。

最悪の結果だけは避けることです。
もし予定通りいかなくても、体が無事であること、
失敗しても再起可能な範囲にしておくこと。

再起可能であれば、またチャレンジできます。
すべてをかけて勝負をしてもし勝負に負けたら終わりです。


鶴見岳でのフライトは大失敗でした。
でも、
   もしあそこでチャレンジしていなければ、鶴見岳から
   続く美しい稜線の感動を味わうことができませんでした。


あのときのフライトは私にとって一番思い出に残る
一生忘れられない感動をしたフライトだったのです。




asalon at 20:38 │Comments(0)TrackBack(0)癒しの学び 

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